結論 → ハローワークでの手続きで退職前6カ月間の給料の約50~80%がもらえる
退職後に行う手続き↓
- 退職した会社から離職票をもらう
- 厚生年金を国民年金に切り替える(+必要な人は免除申請)
- 健康保険を任意継続か国民健康保険に切り替える(+必要な人は減免申請)
- 失業保険をもらうための手続きをとる
離職票・雇用保険被保険者証を受け取る
退職してから約2週間程で離職票・雇用保険被保険者証が到着します。
この離職票がないと年金の免除も適用されないし失業保険の申請も行うことが出来ません。
離職票や雇用保険被保険者証がどういうものか分からない方は、
下記ハローワークが提供している画像リンクなのでご参考に。
これがないと退職後の手続きは進めにくいので、もし退職後でも会社が手続きをしていないようであれば早くもらえるように催促しましょう。
こういう時のためにも、ちゃんと会社と話をして退職している方が後々スムーズにいきますね。
そしてもう一つ離職票と一緒にもらっておかないといけない重要な書類が、「健康保険資格喪失証明書」です。
これは、会社側が絶対に発行しないといけない書類ではないので、退職前からほしい旨を会社に催促する必要があります。
もし全く用意してもらえない場合は、エクセルで作りプリントアウトし社判だけ押してもらうというのも可能です。
この「健康保険資格喪失証明書」が必要なのは、会社の健康保険をやめて国民健康保険に加入する場合のみです。
なので、すぐに次に就職する会社が決まっている人や、健康保険の任意継続をする人は必要ありません。
次の仕事先が決まっていない人は、離職票・雇用保険被保険者証と一緒に健康保険資格喪失証明書ももらうようにしておいた方が、後々楽です。
国民年金の免除申請
通常退職後は、今まで会社の給与から自動で天引きされて払っていた厚生年金を、国民年金に切り替える手続きが必要です。
書類を持って役所に行けばすぐに手続きしてもらえます。
国民年金免除の申請をしようと思う方は退職してから14日以内に
「離職票」か「雇用保険受給資格者証」が必要です。
無職で収入がないと分かれば、結構な確率で年金免除にしてもらえるそうです。
雇用保険受給資格者証とは、失業保険をもらうためには離職票を持ってハローワークに行き、手続きを進めた後にもらえるもの証明書です。
離職票も雇用保険受給資格者証も無職を証明する書類であることに変わりはありませんが、雇用保険受給資格者証はハローワークで初回手続きをしてから手に入るまでに10日ぐらいかかります。
ハローワークに行く前に持っている離職票でも同じ手続きが出来るのに、わざわざ日数をかけてもらった書類で手続きするなんて面倒です。
区役所の人いわく、「雇用保険受給資格者証」よりも「離職票」の方が免除申請は通りやすいということでした。
なので退職後国民年金の免除申請を考えている人は、離職票をもらったらまずは国民年金の免除申請に行く方をおすすめします。
国民健康保険の加入手続き&減免申請
国民年金の免除申請を行った後は、そのまま国民健康保険への切替の手続きを行いましょう。
退職後、会社で加入していた健康保険は
- 任意継続という形で保険を継続するか
- 国民健康保険に加入するか
のどちらかを選ばないといけません。
収入が高かった人は、任意継続の方が安くなる可能性は高いのですが、国民健康保険には減免措置があります。
国民健康保険にしておいて良いことは、翌年の所得が少ない場合、その時にもまた減免措置が受けられるということです。
減免がなければ確実に任意継続の方が安くなる計算でも、減免を受けられたことで結果的に20万円以上(毎月約3万円程度)安く健康保険に加入できるケースもあります。。
国民健康保険に加入の際には、前述していた「健康保険資格喪失証明書」が必要となりますので、僕と同じように考えている人であれば会社にもらうなり自分で作成して社判を押してもらうなりの準備が必要となります。
ちなみに、役所では大体の減免額を算出してくれますが、最終的には通知が届いた時に減免された額と支払額が判明します。
ハローワークに失業保険の申請に行く
国民年金の手続き、国民健康保険の手続きを終え、そのままハローワークにまで行きましょう。
申請手続きは面倒なので1日にまとめた方が楽だと思います。
国民健康保険の申請時に「健康保険資格喪失証明書」を提出しているので、この時点で持っている書類は離職票と雇用保険被保険者証の2つです。
通常失業保険は給付されるまでに90日の期間が設けられます。
ですが、「特定理由離職者」という認定を受けると、給付制限と呼ばれる90日を経たずしてすぐにもらえます。
推奨するわけではありませんが、病院に行って「仕事がハードすぎて心身がボロボロになりそれで会社を辞めました」みたいに言って事情を説明すれば、病院側は診断書を出してくれることもあります。
もちろんこの手続きをするかは自己判断です。
これで失業保険をもらうための最初の手続きが終わりました。
この後の流れは
雇用保険説明会に参加
↓
初回講習に参加(話を聞くだけ。求職活動1回分として認められる。)
↓
第一回目の失業認定日としてハローワークに行く。
↓
次の認定日までに2回ハローワークに行ってパソコンで求人検索を行う。
↓
第二回目の失業認定日にハローワークに行く。
↓
失業保険がもらえる。
↓
次の認定日までに2回ハローワークに行ってパソコンで求人検索を行う。
↓
第三回目の失業認定日にハローワークに行く。
↓
失業保険がもらえる。
↓
次の認定日までに2回ハローワークに行ってパソコンで求人検索を行う。
↓
第四回目の失業認定日にハローワークに行く。
↓
失業保険がもらえる。
この流れで失業保険が退職前6カ月間の給料の約50~80%がもらえます。
こ池らの情報は、知識として知っていて、自ら動かないともらえません。
”知識は力”です。勝手に与えてもらえるものではありません。
知識を持って、腰を上げ、実践しただけで、何十万円もの給付金がもらえます。
少しでも参考になれば幸いです。